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コンセプトハウスのディティールは?(外観編)
あけましておめでとうございます! 今年は飛躍の年にしたいと考えるBROOKです。
皆様、本年もよろしくお願い致します!
さて、早速ですが昨年からの続きを…..。
年末のコラムで間取りのお話をさせていただきましたので、コンセプトとそれに沿った建物の感じは、前回まででなんとなく掴んでいただいていると思います。
その上で、今回は細かいディティールについてお話します。話の流れ上、多少、以前の記事と重複する部分も出てくるかと思いますが、ご了承ください。
まずは、建物の外観の印象を左右する外壁から。
今回は都市型のクールな外観を目指しましたので建物を鋼材で覆い隠すことにしました。こちらのコンセプトハウスで使われる外壁は「ガルバリウム鋼鈑」と呼ばれる、元々は屋根材に使われる耐久性の高い材料です。

最近でこそ、この外壁材もよく見かけるようになりましたが、一昔前までは「鋼鈑で家を覆うなんて!!」と否定的に受け取られていた材料でした。当時は一部の建築家か商業建築で使われるくらいでしたが、今では立派に市民権を得ているおなじみの材料です。
ただし、今回はその中でも、「県内に施工事例が無い」(メーカー担当談)と言われるデザインのものを採用しました。
通常、この外壁材で多く見られるのが、縦に深い溝を持つデザインのものです。今回はごく浅い溝のスッキリとしたタイプをデザイン上の理由で採用いたしました。
一見、ツルッとした表面に見える材料です。これは、サンプルを眺めて私が一目ボレした材料です。 ただ、施工事例が秋田に無いので、採用を決定するまでには盛岡まで見に行くしかありませんでした。
そこで、メーカーの方からおおまかな住所を教えて頂いて盛岡まで見学に行ってきました!!
幹線道路沿いにあった、スッキリとしたステキなその建物を一目みてそのまま即、採用決定!!
やっぱり、一目ボレは正しかった(笑)!かっこいい!
これは、一見の価値有りです!
続いて、玄関ドアやサッシを見てゆきましょう。
玄関ドアは普段、特注の木製ドアを多用するBROOKですが、クールな印象の家を作るときは敢えてアルミの無機質なドアを使うこともあります。今回は鋼鈑張りのクールな外観を損ねないようにアルミのドアを採用しました。

メーカー製ながら、素材感むき出しのドアで値段はそれなりにするものですから、ほとんど施工例を見かけないドアです。
私はこの「分かる人にだけわかる」といった感じが好きなので、こちらも採用です。
確かに、こういったBROOKとしての細部へのこだわりは、不特定多数を相手の一般住宅メーカーの求めるところではないですから見かけないのは当然。
ですが、この連載の読者の方にはきっと共感いただけるものと自信を持って言えます!!
とてもシンプルでかっこいいドアです。
その他のディティールではやはり窓の存在も重要です。
サッシは大きさのバランスとその配置に気を使います。
設計の三浦がサッシのレイアウトをデザインしますが、ここがまたドンピシャで自分の好み通りなのです。これを安易に内側の必要条件だけを考えたサッシレイアウトをすると、外観が大きく損なわれる原因になります。法律の要件も満たしながら内と外をバランスよくレイアウトするのは意外にセンスと技術が要求されるものです。ありがとう、三浦くん(笑)!!
今回は都市型住宅なので、大開口のサッシは一箇所にしていますが、実用上の十分な効果とデザインが整った、大変美しいレイアウトに仕上がりました。
もう一つの見どころは、二階の横長スリットサッシでしょうか。
まるで要塞の銃眼のように横一文字にレイアウトされたサッシは、外観の大きなアクセントになっているばかりか、その絶妙な高さゆえ、プライバシー性と採光の両立に優れた効果を発揮します。 ここも個人的に、かなり気に入ってる部分ですね。
外観ディティールについてはこんなところでしょうか。次回はクールな外観に包まれたその内部についてお話したいと思います。約一週間後の更新を予定していますので、お楽しみに!

AUTHOR:BROOK Inc.

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