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牛島の家

広大な空間を包み込む、
非凡なスクエアフォルムの平屋

価値観の共有で生まれる非凡なデザイン

こちらのお施主様は感性豊かでこだわりが強くそれは敷地の選択にも及んでいました。こだわりの強いお客様は大得意のBROOKですから、そこは楽しくお話を聞かせていただきました。土地探しにじっくりと時間をかけ、建物は少し割高になることは承知の上で、当初から平屋一択。こだわった結果、素晴らしい完成度と満足度の高い計画になったこととお察しします。そして当初探されていた土地よりもかなり大きめの土地を決断されたおかげで住環境をしっかりと守りながら、建物の映える自由な配置が可能になったということも申し添えておきます。

外観
スクエアフォルムにこだわり、ファサード部分は窓の一切無い非凡なデザインにまとめさせていただきました。この部分、当初こちらからの提案では南面ということもあり、縦のスリット窓を配置していましたが「デザイン的には無いほうがすっきりしているな!」などと思いながらお客様に提案したところ「窓がないほうがいい!」とお客様より嬉しいご意見をいただき、喜んで修正したことを覚えています。このようにデザインの好みがお客様と近い場合は特にお話がまとまりやすいものですね。外観は白一色の塗り壁仕上げを施し、建物に食い込むように設えたインナーデッキには横と天井にレッドシダーをあしらい上品な印象に。そして印象的なファサードデザインを強調するようにパラペットをあしらいスクエア感を強調。隠れている屋根は向かって左側の隣地境界側に雪を落とす、片流れの設計にさせていただきました。 通行量の多い道路に面してはいますが、極力建物を奥側に配置することと、もともとあった古いコンクリート壁を再利用することで静かな住空間を確保することができました。

36帖の広大なリビング

玄関を入ると左右に土間が広がり、リビングと仕切りなく繋がった豊かな空間が。そしてさらに36帖の広大なリビングが奥まで一望できます。訪れたお客様は一様に驚かれることと思います。これほど大きなリビングは、リビングの大きさを最優先に設計するBROOKとしても最大級のものとなります。 そしてファサード面は外から見るとスクエアですが、中の天井面は傾斜天井になっており登梁のような力強い印象になります。そのおかげでリビングに配置された大開口サッシ面の天井高は圧巻の大迫力。 しかもこの広いリビングに更に背面タイプのキッチンを採用したことで、広大なリビングは更に広く伸びやかな印象です。キッチンとの連携が秀逸なパントリーも設置されていますからキッチン周りをスッキリさせることも簡単です。 さらに、いつか時期が来て子供部屋をリビングの奥に作っても、それでも24帖のリビングは確保される設計ですから将来も安心です。そしてリビングから見えない位置にバスルームを設置しましたので。一見するとバスルームの存在を感じることはできません。ご夫婦の寝室も右奥に目立たぬように配置しましたので、使いやすく形の良いリビングにこだわりました。シンプルながら空間の広さも相まって、家具のない状態でも見所満点です。

今回は価値観の共有がお客様との間にしっかりとできたことにより、設計側もお客様側も満足のゆく建物を作ることができました。改めて、意思疎通が大事だということを痛感した計画でした。お施主様が住まわれてから、インテリアやこの空間がどのように変化してゆくのが目が離せない建物になりそうです。今後ともよろしくお願いいたします。