case053

東通の家

コンパクトな立地を最大限に活かす
都市型スタイル

リビングの延長としての庭

第一印象はとても物静かな印象のご夫婦でしたが、土地探しの情熱はとても熱いものでした。
今回は東通という好立地ゆえに敷地は37坪とコンパクト。それでも車二台分の一体型のカーポートと小屋、そして縁側のようなコンクリートデッキと、設計の工夫で必要なものは全て揃った建物になりました。
物理的に諦めざるを得ないのは広い庭ですが、こちらも都会の住宅計画でよく使われる設計手法を参考にして、外のグリーンは少ないながらも効果的に配置することができました。

デザインと機能性の両立

外観
コンパクトな土地ながら、一階部分が長く伸びたデザインで窮屈さは微塵も感じさせません。
一体型カーポートから横一線に伸びるストレートラインが全体のデザインを引き締めてくれています。そしてシルバーの円柱ですが、こちらも白い塗壁との異素材のコントラストがクールな印象です。
ここは人通りの比較的多い道路沿いの立地ですから、ここはあえて温かみのある木製のフェンスを採用しつつしっかりと目隠し。
こうやって視界をコントロールすることで土地の弱点とも言える部分を補うことが出来る好例ではないでしょうか。

1階
一体型カーポートと連続した下屋のおかげで、悪天候時もストレスなく玄関へアクセスが可能です。
玄関横のカーポート側には大きな窓を設置してありますので開放感と明るさは十分で窮屈な印象はありません。
玄関からリビングに入るともはやBROOKのお馴染みと言えるワンフロアの広いリビングダイニングが迎えてくれます。
シンプルなホワイトのアイランドキッチンも清潔感のある印象です。
階段もリビングから二階に向かって伸びるデザインですが、スケルトンタイプの階段ならではの抜け感重視の設計を上手くまとめることが出来たのではないでしょうか。

2階
こちらも定番となりつつある二階に水廻りと寝室、そして将来の子供部屋になるホール。
定番には理由があります。こちらのプランのように二階に水廻りを持ってくることで、リビングの広さを確保しつつ、お家をコンパクトに作ることが出来ます。
2階にランドリースペースとバスルームを置くことで、生活感が出にくいリビングが実現しやすくなるという嬉しい効果も期待できます。
さらに建物全体のボリュームを小さくすることで建物予算を抑えることが出来ますから、抑えた予算で一生モノの家具などを奮発し、さらに豊かな住空間作りを目指してみてはいかがでしょう。

土地不足とこれからの住宅計画

こちらのお施主様と打ち合わせを始めた辺りから、秋田市内での土地不足が目立ってきたように感じます。
もともとBROOKでは土地探しをお客様と、一緒に二人三脚で行うスタイルでしたが、土地不足が深刻化すると、お客様自身が土地に対しての正しい知識を身に付けておられる方が断然、満足度の高い良い土地を手に入れやすくなります。
今回も、お施主様自身が見つけられた土地をBROOKでしっかり細かな調査をし、ラフプランを立案し、ご納得の上で決断いただきました。
例えコンパクトな土地でもアイデアとお施主様のご理解が有れば、こんなにも素敵な計画が実を結ぶことになるのですね。
日々の暮らしは便利そのものの好立地ですし、後はインテリアを目一杯楽しみながら、少し足りない庭の要素は室内のグリーンで補うというのも都市型の生活スタイルの楽しみ方と言えるのではないでしょうか。