BROOKの外観デザイン・コンセプトと実例まとめ Ver.2.0

多くのお客様にとってBROOKの住宅のデザインアイコンとして印象的なものは、BOX&CUBE型の建物ではないでしょうか?
実際に割合としても幾分多めなのですが、外観デザインはもちろんそれだけではありません。

実はいろいろなデザインのブルックがあります

基本のデザインも都度お客様と相談しながら決めてゆくのがBROOKですから、お客様の求めるテイストによって外観デザインも様々に変化してゆくものなのです。

ではなぜ多くの方がBOX&CUBEのデザインを採用するかと言えば、癖のないシンプルな作りゆえ、比較的どんなテイストの暮らしにも合わせやすいことが一番の理由でしょう。

シンプルな家は暮らしやすい

このようにBOX&CUBEのデザインがやや多いとは言え、私たちが実際に施工した事例を改めて見直すと、実に様々なデザインコンセプトで作られたものがあります。
BROOKでは、お客様が目指すテイストの方向性が明確な場合はBOX&CUBEデザイン以外のご提案を差し上げる場合もあります。
この場合でも、やはりBROOKとして大切にしている部分については、きちんとご理解いただいた上でご提案させていただいております。


ここからは今まで、実際にBROOKが施工した様々な外観デザインをご紹介したいと思います。思いの外、多岐にわたるテイストでデザインされていることがご理解いただけるかと思います。この全ては形は違えども上記の5つの約束を守られた上で設計されています。
外観デザインを考える際にぜひご参考にしていただければ幸いです。

BOX・CUBE型の外観

BOX・CUBE型 + 白い塗り壁
BROOK展示場モデル

デザインと質感、何より暮らしを楽しむこと。
BROOKのコンセプトが詰まった展示場と同一のモデルです。

BROOKの展示場と寸分違わぬデザインのこちらは、玄関収納を僅かに追加しただけのデザインです。他は全て展示場のデザインを踏襲しています。展示場を夫婦で気に入っていただき、このまま建築したいとのご意向を伺い、無事完成致しました。外構も吟味され、ステキなご自宅に仕上がりました。

BOX・CUBE型 + 白い塗り壁
ニュートラルデザイン

ニュートラルな外観は好き嫌いが分かれにくいデザインです。
外観も極端に主張しない白を基調に。どなたにもオススメできますね。

秋田市の中心市街地に建つこちらの住宅。綺麗な外観は端正でありながら、むしろ静かにデザインをアピールしてくれているのではないでしょうか。外構デザインも合わせてシンプルにまとめていただきました。長く飽きない秀作の一つと自負しています。

BOX・CUBE型 + 白い塗り壁
シンメトリーデザイン

プライバシーを保ちつつ、住宅地にも映える個性的なフォルムのシンメトリーなデザイン。

まるでお店といったファサードですが、こういった商店建築のテイストをご自宅に活かすというのも面白い選択です。シンプルな二階部分の塗り壁と一階の無垢板張りのバランスが楽しい住宅です。

BOX・CUBE型 + ネイビーブルーの塗り壁
ウッドパネルのファサード

とても表情が豊かな重厚感のあるネイビーブルーの塗り壁。

鮮やかなネイビーブルーは天候と光の具合で印象の変わる不思議な色合いです。ファサードのウッドパネルがアクセントになり、お庭との一体感を更にアップしてくれています。こちらはウォークスルーの土間を持ち、家の裏にある畑スペースにアクセス出来る作りです。

BOX・CUBE型 +
エアフォースグレーの塗り壁
ウッドパネルのファサード

少し遊び心を加えた外観に合わせるように、外壁のカラーも変えてみました。
エアフォースグレーと勝手にネーミングしたカラーが個性的です。

シンプルなデザインのベースプランを向かって左側の玄関前に壁を作り、かつ、その前に天然のウッドウォールをあしらいました。建物の板張り部分とのバランスに優れたデザインに仕上がりました。エントランスはまるで飲食店のような印象です。

BOX・CUBE型 +
エアフォースグレーの塗り壁
ニュートラルデザイン

エアフォースグレーの塗り壁だけで仕上げたニュートラルなデザイン。

高低差のある傾斜地に建つエアフォースグレーのキューブスタイルが人目を引くこちらの住宅。オーソドックスな外観ながら、二階のビューポイントにはしっかりと大きなサッシを配置してあります。二階のホールから眺める景色を活かしたプランニングとさせて頂きました。

BOX・CUBE型 + 黒い塗り壁

デザイン的にはシンプルなディティールはそのままに、
こちらは外壁を黒に仕上げて重厚感を表現しました。
軽快感のある白とは対照的な仕上がりに感じられると思います。

写真ではわからないのですが、道路と反対側の面にはプライバシーに配慮した中庭が設えてあります。外観はあくまでも道路に対して壁のようにシンプルに。対照的に内装や中庭には遊び心をたっぷりと取り入れてみました。

ガレージのある外観

塗り壁 + ビルトインガレージ

使い勝手だけでなく、
暮らしを楽しむことにもこだわったダブルシャッターのビルトインガレージです。

もはやBROOKの定番とも言えるダブルシャッターのビルトインガレージを持つこちらの住宅ですが、正面は交通量が多めの道路になっています。道路に対し建物を壁のように配置することで、裏側の庭のプライバシーを保つ設計が活きています。

塗り壁 + ピロティガレージ

狭小地ならではの工夫が、デザイン性にも寄与した都市型のBROOKになりました。

秋田市中心部に建つこちらの住宅ですが、地域柄、どうしても土地は狭小になりがちです。狭小地を目一杯活かしつつもデザインにも纏りを持たせることが出来ました。

平屋の外観

平屋 + 白い塗り壁

憧れる方も多い平屋建て。
現実的には土地の制約や間取りの贅沢さでなかなか実現しにくいデザインですが、
人気はかなりのものですね。

シンメトリーに近い綺麗な外観は白の塗り壁とアクセントカラーがステキな平屋です。外構も建物のデザインに合わせてシンメトリーを意識してデザインさせていただきました。施工事例の中でも人気の高い住宅です。

CUBE型の平屋 + ブラウンの塗り壁

打って変わってクールなCUBE型の平屋です。
ブラウンを採用することで、クールすぎない柔らかい印象になりました。

ファミリー向けの大きめの平屋はその横幅ゆえ、ドッシリと構えたファサードが安定感を醸し出しています。デザインと質感を揃えた木製カーポートとの調和も考えてご提案させて頂きました。

三角屋根の外観

三角屋根 + 塗り壁

誰もが思い描く「お家」のイメージはこの切妻屋根ではないでしょうか。
雪国でウッドデッキを併設するとなると、制約も出てくるこのデザインですが、
やはりオーソドックスなデザインは魅力的です。

秋田市内の高台に建つこちらの住宅は、定番ゆえ安心感のある切妻屋根のデザイン。誰もが安心して眺められる住宅の基本形ではないでしょうか。この基本形を更にシンプルに研ぎ澄まし、白の塗り壁を選択することによって一層、魅力が引き立つように思います。

折れ屋根の外観

折れ屋根 + 無垢板貼り

少しキャラクターが濃い目のデザインですが、
BROOKではこれを「無国籍ハウス」と呼んでいます。
何かに似ているようで何にも属さない、特異なキャラクターが特徴です。

一見、和風のようなアメリカンハウスのような不思議な世界観を持つデザインですが、インテリアには意外に幅があります。内装もダークトーンで統一した渋めのものを選択されましたので、とても落ち着いた印象です。

折れ屋根 + 白い塗り壁

ともすればアメリカンな印象が強くなりがちな折れ屋根デザイン、
白の塗り壁で仕上げることにより印象も少し上品に仕上がりますね。

アメリカンハウスをご希望されていましたが、キャラクターを強く出しすぎず、ちょうどいいところまで薄めた感じが大人のアメリカンハウスになりました。この印象なら、インテリアの方向性が変化しても対応できますね。少し、北欧の印象も感じられるかもしれませんね。

個性的な外観

BROOK流サーファーズハウス
塗り壁仕様

米軍ハウスなどに次いで、ご要望の多いサーファーズハウス。
西海岸のカルチャーや湘南の文化に憧れるお客様も多いようです。
それをBROOK流に解釈したものがこちらの住宅です。
やはり味付けを少し薄めることで汎用性を高めています。

大きな敷地にゆったりと構える低い屋根。濃い目の外観になりがちないわゆるサーファーズハウスですが、この様式美の良いところはそのままに、かつ、北国ににも対応できるようにという機能性への配慮と、少しデザインを薄味に仕上げることによりインテリアテイストの変化にも耐えうるデザインを守って設計させていただきました。

BROOK流サーファーズハウス
コンパクトハウス

立地を考慮したコンパクトなサーファーズハウスです。
爽やかな配色のドアを採用し、すっきりとした印象にまとまりました。

こちらは根強い人気のサーファーズハウスモチーフのデザインですが、土地に合わせてコンパクトに仕上げてあります。コンパクトだからこそ、大切なのは全体のバランスです。ともすれば背が高く見えてしまい、アンバランスになりがちなところを整えさせていただきました。

外観デザインのポリシー

今回はデザイン主体のお話ですが、密接に関係することとして、ここでBROOKが建物を考えるときの原則「5つの約束」について、改めて触れてみたいと思います。

家づくり5つの約束
  • 道具として機能がしっかりしていること
  • 道具として長年愛用できる丈夫さを持つこと。
  • 道具としてずっと愛し続けられる普遍のデザインであること。
  • 道具として愛でることができる質感を大切にすること。
  • 誰にでも手に入れられるリーズナブルな価格であること。

私たちは上記の5つを大切に守った家づくりを心掛けています。この中で外観に深く関係するのは3と4の部分でしょう。

へんのデザインとは?

これには様々な解答があることと思いますが、BROOKでは、シンプルに徹し不要な飾りを極力排除し、タイムプルーフされたものを中心に据えたデザインワークを大切にしています。奇を衒わず虚飾を排し、安易に最新のギミックをおすすめしたりせず、住宅としての本質部分を研ぎ澄ますようなデザインを大切にしています。これにより、流行に左右されない骨格としてのデザインが誕生すると考えています。

普遍のデザイン

もちろん、その時々のインテリアの流行を楽しむことは悪いことではありません。むしろ、生活を楽しむ上では重要なファクターです。でもそれを住宅本体がデザインとして担うのではなく、家具や様々のインテリア雑貨や小物たちが担当し、骨格としての家は多くを主張せずに暮らしを静かに見守るようなイメージでしょうか。これがBROOKの考える普遍のデザインです。

質感を大切にするとは?

BROOKでは大切な部分にニセモノの材料や単に作り手の都合で効率化された材料を使うことを好みません。
多くのニセモノの材料は時間の経過とともに必ず劣化し、みすぼらしく変化してしまいます。効率化だけを追求した材料もまた、軽薄なイメージを作ってしまうことでしょう。
例えばBROOKの家では外壁を多くの場合、塗り壁の手仕上げにこだわります。
場合によっては金属板を外壁に使用することがありますが、こちらの場合も使うのは必ず本物の金属板です。「それ風」のフェイク素材を使うことは決してありません。肌に触れる床材もいわゆる積層フローリング材という合板のパネルも使いません。
ここには長年の愛用で深みを増す、無垢材を現場で手作業でオイル仕上げしたものを使っています。これらはともに質感を保つための大事なポイントだからです。

フェイク素材は使わない

長年月の愛用にしっかりと経年変化し、住む人と一緒に素敵に歳を重ねていけるような材料で形作りたいと考えているからです。
BROOKが大切にする質感とは、経年変化にも美しく答えてくれる本物の材料を使うことで得られるものです。

あとがき

このように多種多様なデザインで形作られるBROOKのお家ですが、一貫して守ることは先の5つの約束です。
毎日触れる部分は愛着の持てる素材を使い、長く過ごしても飽きることがないように空間の味付けは薄めに。ベースデザインは流行を安易に追わずしっかりと吟味することが出来れば建物デザインの寿命も伸びることでしょう。ある意味ユニバーサルデザインの建物と言えるかもしれません。
BROOKではこういった価値観をしっかりとお客様と共有しながらの家造りを進めてゆきたいと考えています。誰にでもお勧め出来る住宅では無いかもしれませんが、われわれの考えに共感いただけるお客様にとっては選択肢の一つになるかもしれませんね。

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AUTHOR:BROOK Inc.

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