万年筆ブーム?イタリアの老舗メーカーAURORAの万年筆

最近、自分の周りで万年筆を使う人が少しづつ、増えているように感じます。
自分自身は文具好きもあって、かなり前から愛用しているのですが、はっきり言って、使いづらいめんどくさい筆記具ですね!
しばらく使わないで放置していると中でインクが固まって、お湯で溶かさないと新しいインクは入れられないし、もちろん字を書くことはできない。
うっかり落とすとニブ(ペン先)が変形したりして使えなくなってしまう。
書き味も独特で、ボールペンに慣れた手には違和感も少々。
そしてもちろん、お値段もそれなりに高価。
一見、マイナスだらけの筆記具がなぜ今、人々の関心を煽るのか?
答えはもちろん人それぞれでしょうが、自分としては「書き心地」「所有する満足感」でしょうか。

「書き心地」について。
万年筆特有の滑るような書き心地が、思考をまとめるときにはとても心地よく感じます。こんな時はほぼ必ず万年筆に手が伸びます。書き心地とペン先の弾力感が気持ちよく、溢れるアイディアの邪魔をしないのです。
それに、使い込むと程よくすり減って、書き手の手に馴染む唯一無二のニブ(ペン先)に成長してくれるという特性もあります。こんな、生き物のような特徴を持った筆記具は他にはありませんね!

「所有する満足感」について。
女性の観点はわかりませんが、男性であればアナログで精緻なメカニズムに惹かれる要素は少なからず持っていると思います。機械式の時計や昔のカメラ、また万年筆しかり。
この万年筆はアナログな魅力が満載です。先ほどマイナスとした特徴の「インクが入れっぱなしだと固まってしまう」部分などは、逆にメンテナンスする喜びを味わわせてくれると言い換えてみると、むしろ「味わい」になりますね。
また、その基本的な仕組も「毛細管現象」なる科学の応用でインクが適量、供給される精緻なメカニズムにも魅力を感じるわけです。
それに、男性、特にビジネスパーソンにとっての数少ない装飾品的要素でしょうか。男性が仕事中に派手な装飾品を身に付けることが許されるのは、かなり限られた職種のみだと思います。その数少ない装飾的要素を満たすのは、腕時計であったり筆記具であったりするのかもしれません。
自分が考える万年筆の主だった魅力はこんなところでしょうか。
私自身、この文章を今、当然のようにキーボードを使って作っているわけですが、思えば、私達が文章を手書きする場面が、どんどん失われてゆく感じは皆さんも共感いただけることと思います。
現代社会において「手書き」する場面はある意味特別な時間に変わってきたのかもしれません。だから、その特別な時間に特別な道具を使って過ごしたいと思わせるのでしょうか。
人間は所詮、アナログな生き物。
行き過ぎたデジタル化に本能的に反抗しているのかもしれませんね。便利すぎると人はつまらなく感じる天邪鬼な気質を持ちあわせていると思うのは私だけでしょうか。
でも、そんな感覚はむしろ、これからの時代のモノづくりには必要なのかもしれませんね。

AURORA

上の写真は、イタリアの老舗メーカーAURORAの万年筆。個人的にはあまり装飾過多の万年筆は好みませんが、趣味の向きによってはアクセサリー的に捉えられるような様々なデザインが楽しめます。
BROOKの家は、スペック偏重主義にならず、アナログの要素も大事にしてゆきたいと思っています。
そして、こんな万年筆や機械式時計に魅力を感じる方にも選んでいただけるような、「味のある家」を提案できるような会社であり続けたいと思うのです。

AUTHOR:BROOK Inc.

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