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さて、今日の秋田市は穏やかに晴れておりますが、まだまだ気を抜いてはいけませんね!
前回、番外編のファニチャーをはさみまして、本日おおくりするのは、コンセプトハウスのディティール外観です。
思えば、この連載も今回で11回目になります。ひとつの建物のお話ですが、だいぶ整理してもこのくらいのボリュームになるほどのストーリーがあります。今回はコンセプトハウスということもあり、BROOKが自分たちだけで考えた建物になりますが、お客様の家の場合はもっと複雑です。
それこそ様々な、時にドラマティックなストーリーがそれぞれの住宅計画には秘められているのです。
途中で、変更になったり、元に戻ったりを繰り返して、より、お客様の思いが反映された建物に近づくこともあります。お互いに少し期間を置くこともあります。この辺りは男女の関係にも似ていますね(笑)。もちろん、スムースに進んですべてお任せしていただけることもあります。
そのどちらでも、私達BROOKは楽しいのです。そんな一生の思い出に残るストーリーを一緒に紡いでゆきたいからです。
BROOKは決して、主張の激しいわがまますぎる住宅屋ではありません。
何よりも一番大切にしていることは、最後までお客様と一緒に家造りを楽しむこと。そして、建ててからは気のおけない友人同士のようなお付き合いをしてゆきたいと思っています。そのためにはわれわれの作る建物とわれわれBROOKに満足していただかなければいけません。
ここは、私のキャラクターゆえ、誤解されやすい部分ですのであえて書いてみました(笑)!

そして本題。
今回のコンセプトハウス、実は外観デザインにかなり苦労しました。
内部の仕上げや質感は、比較的いつもどおり進められるので大丈夫でしたが、外観はずいぶん悩みました!前にも書きましたが、お隣同士に二つの建物が並ぶからです。
バラバラのデザインだと、統一感がとれない、かと言ってまるっきり同じだと面白くない。
そこで、思いついたのが今回のカタチ。
2棟で一つのデザインに!!
外からは二つがセットでデザイン性を保つように。
それでいてオーナーさんはそれぞれ、所有する満足が得られるように!
これにより、景観を損ねずにそれぞれのアイデンティティを保てるように配慮させて頂きました。
ひとつは渋め、もうひとつは少しライトに。
どちらでも、テイストがお好みの方を選んでいただければいいかと思います。
どちらにも共通しているのは、古びないあっさりしたデザイン。二階部分を横一文字にはしるスリット窓は唯一の比較的派手な特徴でしょうか。それ以外は極めてシンプル。
オーバーハングさせた2階もそれほど、突飛な印象を残さないように配慮しました。
長く楽しんで、愛用していただきたい建物に仕上がりました。
細かい所では、今回から新しく採用した外壁のテクスチャーとか、デザイナーズドアと呼ばれるワンランク上の玄関ドアとか、一階の外周を取り囲むダウンライトなどがありますが、いずれも極めてシンプルです。とてもBROOKらしい仕上がりです。

今回の建物も大満足です。御施主様のいない初めての経験でしたが、「自分が住むのなら!」との思いで作り上げました。
玄人好みの一見、地味な建物ですが、これこそがBROOKの真骨頂と呼べる建物に仕上がりました!
あとは、手に入れたお客様がどのようにこの建物を楽しんでいただけるか?
オープンハウスの予定は3月中旬ころになると思います。
ぜひ、遊びにいらしてください。
※ 定期的な連載としては一旦終了しますが、この後、コンセプトハウスにまつわるお話は随時、追加してゆく予定です。まだまだお付き合い下さいね!!

AUTHOR:BROOK Inc.

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