古木という選択。

こんにちは。
毎日、ドタバタしているBROOKです。
最近は、設立準備や事務所リノベのネタばかりでしたが、今日は「床」について。
どうして、唐突に床?
引越し荷物の整理をしていたら、以前、高橋林業様よりいただいた、サンプルを発見。
久しぶりに並べてみたら、なかなか良い感じです。
だから唐突に「床」だったりするわけです。

これは、アメリカの古材です。
築100年以上の、バーボンウイスキーの醸造所の床だったり、片田舎の作業小屋の外壁だったりします。
古材といっても様々です、銘木や国内の古木、古民家の解体で出る材料、どれも魅力的ですが、とりわけアメリカの古材と言われると、グッとくる私。
決して、高級材ではないのですが、なんとも言えない風合いにすっかりやられます。
ただ、お値段の方もなかなかのモノ。
普通はコストも考えてパイン材あたりを選択することが多いです。
コストバランスを考えると、こちらも悪くない選択と思っています。
これは、完全に個人的好みですが、私は濃い目の塗料で染めるのが好き。
こんな具合。

パイン材というとどうしても、明るいカントリースタイルのイメージになりがちですが、染め次第ではこんな具合にも出来ます。
高級、あるいは高額な材料を使えば、もちろん、良い風合いは醸しだされます。
それも予算的に可能であればもちろん良し。
でも、ちょっと一工夫すれば、安価な材料も上記の写真のように。
コストと質感のバランスにチャレンジする、我がBROOKとしては、こういう選択もあり。
パイン材はけっして高級材ではありません。ただ、本物の無垢材です。
この床が何十年後には、先のアメリカ育ちの古材のように風合いを増してくれるはず。
本物のビンテージはその経た時間を買うものかもしれません。
こちらは、ビンテージになりうる材料を使って、その時間の経過を一緒に楽しむもの。
どちらもお好みと予算でお選びください(笑)。
時間の経過で風合いが増すことは、私達BROOKが考える「家」の全てにあてはまる大事なコト。
たとえコストを下げても、大事なポイントは外せません。
だから、BROOKでは、お金を使わず、頭を使います。

AUTHOR:BROOK Inc.

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