永遠のアマチュアで在りたい。

最近、Instagramや、Facebookばかりで、ブログはすっかりご無沙汰しておりました。
なんとなく、日々の雑感を気軽に綴れるのはいいのですが、ちょっと長く話したい時は、やはりブログが最適でしょうね。
そして、本日のお題「永遠のアマチュア」について。

アマチュアという響きは、一般的にはあまり良い意味にとられないことが多いですが、住宅のプランや打ち合わせに関しては、悪くない感覚だと思います。
プロになればなるほど、住宅の知識が増えれば増えるほど、お客様の目線から遠くを彷徨いだし、ついには面白みにかけた、一般的な「住宅論」の典型のような家を提案しかねません。
お客様の個性的なアイディアを「住宅論」的な模範解答だけで、バッサリと切って捨て、ついには、ここは当然とばかりに決めつけてお客様を丸め込んでしまうようなことも。
これで、お客様が長きにわたって家に愛着が持てるでしょうか?
プロとしての目線から提案することは、決して悪いことではありません。ただ、お客様が何を望んでいるのか汲みとる事が出来なければ、やはり、ニュアンスの違いがトラブルに。
もちろん、だからといって、素人であるお客様の無理な注文を鵜呑みにしても、もちろんダメ。
このあたりが本当に難しいところです。
私の大好きな作家の一人、故 開口健氏が自身の著作の中で「腕はプロ、心はアマチュア」という件がありますが、まさに!といった感じでしょうか。
作る側、設計する側の「腕」はもちろんプロであらねばなりません。その技量がなければ、この仕事をする資格はありません。では、お客様と施工側をつなぐパイプ役である私のような立場はどうあるべきか?
それは、まさに、「心」をアマチュアにして、しっかりとお客様の要望に耳を傾け、お客様が形や言葉に表せない部分のニュアンスまでも、汲み取ろうと努力することではないでしょうか?そして、その上でのプロとしてのアドバイスが出来れば最高です!
「腕はプロ、心はアマチュア」
いつも忘れず、肝に命じておきたいと思います。

AUTHOR:BROOK Inc.

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